たまごの中のひよこ 第5回

05

似たものを探したら、旭川の木の卵が見つかった

似たものを「造形がミニマルか」と「中に閉じ込めて出せないか」で並べた図

作り始めてから、ふと気になりました。
この「たまごの中から出られないひよこ」、もう誰かが作っているのでは?

3Dプリントのモデル、市販の雑貨、デザイナーズの鳥の置物、それから名前。順番に探してみました。

3Dプリントのモデル:同じものはなかった

Printables、Thingiverse、MakerWorld で、似たモデルを12件見つけました。

  • 割れた殻からひよこが出ているフィギュアはたくさんあります。いちばん人気の Cute Mini Hatching Chick は、いいねが1,200を超えていました。ただ、ひよこは殻の外にいます
  • 卵の中にひよこを刷り込むものもありました(3 Wise Baby Chicks in Breakable Egg)。こちらは割って取り出すのが前提で、窓はありません
  • 中に閉じ込めて転がすしくみ自体は、球の中の球や、らせんの檻の中の球などの定番です

「窓からのぞけて、出られなくて、組んだまま1回で刷る」ひよこは、見つかりませんでした。

市販品:いちばん近いのは、旭川の木の卵

いちばん近かったのは、北海道旭川の前田木地工房が作っている木製の卵(ヒヨコ又はハト)です。3,080円。
卵の丸い窓から、木の小鳥がのぞいています。逆さにしても小鳥は落ちません。

発想は、ほとんど同じでした。 「閉じ込めた小鳥」だけでは、新しいとは言えません。

違うのは、次の3つです。

  1. ひびの窓:木の卵は丸い穴。こちらは割れかけの殻です
  2. 色:木の卵は木の色ひとつ。こちらは白い殻の奥に、黄色と黒い点の目が見えます
  3. 作り方:木を削って組むのではなく、3Dプリンタで組んだまま1回で刷ります

ひびを窓にした先輩

もう一つ、心強い先例も見つかりました。
照明デザイナーのインゴ・マウラーのBroken Eggです。卵形の殻のひびから、光が漏れる照明です。

ひびを「壊れたところ」ではなく「光や視線の通り道」として扱う。のぞきたまごの窓も、同じ考え方でいきます。

名前

名前の候補は3つありました。

候補調べた結果
のぞきたまご同じ名前の商品は見つからなかった
ひびたまご同じ名前はなし。ただ「ひよこのたまご」「ひよ子」と紛らわしい
Peep Eggマシュマロ菓子の PEEPS が、関連商品で使っている

Peep Egg はやめておきます。商標はまだ調べていないので、売る前に確認します。

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04

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