自作分割キーボード 第1回

01

キーボードを、自分の手に合わせて作ることにした

完成イメージ

キーボードを一台、自分で作っています。
左右に分かれた「分割キーボード」で、右手の親指の先にはトラックボールが付きます。

この連載では、作る過程を最初から最後まで全部書きます。うまくいかなかったことも、遠回りしたことも含めて。
最後には、完成したものを欲しい人に届けるところまでやるつもりです。

なぜ作るのか

きっかけは、3つの「引っかかり」でした。

  1. 分割キーボードって、高い。 完成品を買おうとすると、なかなかの値段がします。
  2. はんだ付けって、難しい。 キットを買って自分で組めば安くなりますが、小さな部品をはんだで付けていくのは、正直ハードルが高い。
  3. その配列、本当に最適化されてる? 定番の配列は、誰かの手に合わせて作られたもの。自分の手に合っているかは、また別の話です。

もちろん「それ、面倒くさくない?」とも思いました。

でも、自分が使うものを自分で作って、合わないところが見つかったらケースを刷り直して直していく。そうやって進めれば、コスパもいいし、自分に最適化された1台ができるんじゃないか。そう思って、作ることにしました。

たとえば分割キーボードの世界には、Corne という有名な設計があります。自作する人の多くが最初に通る、定番中の定番です。
ただ、自分の手(中指の先から手首まで17cm)で考えると、もう少し違う形がよさそうでした。

  • 指ごとの段差(列のずらし)を、Corne よりも控えめにする
  • 親指のキーを、内側の少し上に寄せる

「定番に合わせる」のではなく「自分の手に合わせる」。これが出発点です。

配列

どんなキーボードになるか

項目中身
キーの数42(片手:6列×3段+親指3つ)
つなぎ方有線(USB-C)
スイッチMX互換・ホットスワップ(はんだ付けなしで差し替えられる)
ケース3Dプリンタで自作
キーキャップこれも3Dプリンタで自作(白黒+黄色いEnter)
おまけ右手の親指にトラックボール、折りたたみ脚で約12°の傾き

設計は、キーの並び・基板・ケース・キーキャップまで全部自分で描きました。
次の回から、その中身を順番に書いていきます。

この連載の進め方

  • 第1部 設計編:配列、ケース、基板、トラックボール、見た目の迷走
  • 第2部 製作編:部品の到着、基板の発注、はんだ付け、動くまで
  • 第3部 販売編:値段の決め方も含めて全部見せます

完成品を欲しいと思ってくれた人向けに、予約リストを用意する予定です。
登録は、このページのいちばん下からできます。

次回は「配列を決める」。キーの位置をコードで書いて決める話です。

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完成品の予約リスト

Waitlist / KEYBOARD

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